Luv Londirt

by Piyo Londirt

Luv Londirt cover art
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released 24 December 2011

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Track Name: Love Song
Love Song


孤独だった男が眠れずに
ひとつの寝顔を眺めている
どこに惹かれたなんて 
悪戯な君はきっと解ってる

陶器のような肌 しなやかな脚線
いや 言葉に出来たらとうに瓦解してる
夜が眠ったら 開けよう二人で 
心を塞ぐ鋼鉄のカーテン

一人で生きて来られた筈なのに
君を求めた日から
失う怖さを覚え始めてる

どうしても誰も赦せないなら
こう考えたっていい
幸福だって避けられないものだ、と


今、ふと考えてみた
この女の為に生きたい
アイツらにはこう言うよ
「他をあたってくれよ、ビッチ!」

こんなにも愛おしいんだ
凍結させてしまいたい
何時か冷める想いならば
いっそ生で食べたい


互いをもっと知り合うべきという
言葉の軽さに慄いてる
もし俺の鮮血が緑だった場合
一体君はどうするつもりだい

エルメス・バーキン
入念なクンニリングスでも
埋められない距離の
両端をそっと摘んで
気の触れた約束に代えて

遥か遠い
名も知らぬ国のジェノサイド
乳飲み子の餓死
クーデター
何ものも君一人に敵わないよ

君もそんな風に想うなら
こう考えたっていい
もはや誰かを憎む理由が
見つからない、と


実際 愛するとは忍耐
だからこそ共に生きたい
「報酬に上積みすれば
どんな任務もこなします、クイーン」

君が泣いて起きた
悲しい夢を見たのか
どんな言葉も今は
砂を詰めたコークの瓶



若葉のころから幾年が経ち
枯れ始めて知る 光の意味

痛みの無いものならば
きっと夢の中でのお話

今までで一番近い距離なのに
焦げ付きそうな不安が響く

その吐息で消えかかる
種火のような優しさを今
口移しで


想像して欲しい
赤い屋根の小さな家
客人にホット・ミルク
TVニュースには未解決事件
晩秋にはキウイが獲れる
青々とした庭園
そこには生まれたばかりの子犬と
白い君がいて


愛とは恋のように
思い出には出来ず
失えば誰かを好きになる
回路すら奪われるもので

瞬間にして永遠で
疑わず 諦めず そして喜び 
怒り 哀しみ 楽しみ
救われるものだと

恋する人と出会い 
長い時間をかけて 
魂が寄り添うことなんだ 
それが愛なんだ

誰もが手に入れられるものじゃない
まして生まれながら
持ってるものなんかじゃない

お前の愛は偽物だ
Track Name: Negativism
拒絶症


Hook
これ以上何を知りたい
僕を狂わせる気か
真実を語ればきっと君は去る
すべてが尋問のように思われて

夜の血しぶき 緑の禍
左腕がない主治医の計らい
光が罪さえ輝かせるなら
両眼をくり抜いてしまおうか


無修正動画を観る カテゴリーはレイプ
倦怠を伴う自慰 擦り切れるまで
命乞いにも似た叫びがどうして
性的興奮に導くのか

恋人である君を犯したい
時に心は造花になる
リスクを背負っても本物の種を
植えるべきなんだ 愛とは発芽

優しさが檻になった牢獄
斜光だけ羽織った裸の僕を
卵で綴じるように抱きしめて
あなたはひとつも悪くないと言う

一体何が分かるというんだ
無言で君は僕の涙を啜った
こぼれたミルクのような表情で
凝固してしまった君と僕


Hook


砂嵐にさえ気を遣われているかの
ように思える夜の静けさ
期限を過ぎたハムは難なく食えた
疲弊と寝酒のレミー・マルタン

放置しておいた小説の再読
文字を追うだけで頭に入らず
寝室に戻って君を眺めてる
この女でいいのか 疑問の積雪

眠る君の首に両手をかけた
苦痛に歪み やがて真顔に変えた
水滴が波紋を起こしたように微笑んで
あなたはひとつも悪くないと言う

人を想う心が一番の凶器だ
思いやりは劇薬の糖衣か
待ちくたびれた約束のように
二度と動かなくなった君を呼ぶ


Hook


あっちこっちに僕がいる
かまってほしくて
だけど拒否する
保険をかけて
愛を数量化
ぺテンを繰り返す
偽りの勝者

清廉潔白
空砲の弁護
おそらく一生
学習出来ない
カンニング・ペーパー
試したがりの
傷つきたがりの
糞共


己の異常性を
誇示する為だけに
最後の理解者を殺めた

愚かな者
Track Name: The End Of The Love
事の終わり


<女>
結婚するの…
これが私達の最後の夜よ
爛れた契約は満了
明日からはまた赤の他人よ


<男>
俺は君のヴァイヴレータ 
道具扱いされても愛していた
スリーコールが呼び出しの合図 
俺は忠実な犬 君は飼い主

刻印するように多量に注ぎ込む 
また漆を塗るように丁寧な愛撫を
丸みや鋭角 肌の光沢 
甘美な比率 膣のレヴィアタン

行為が終わると君は眠りにつく 
だがいつもと違う 哀しみが熟す
今日は何故泣く これじゃ終われない 
廃墟の車検場に打ち込む火炎弾


<女>
最初の出会いを覚えてるかしら 
うまく出来過ぎているとは思わなかった?
気を引くためにあるゆる仕掛けを
あなたの友人まで抱き込んで狩りを 

それは一種の軍事作戦だったわ
あなたの表情 些細な仕草から
あらゆる可能性を算出した
慎重に言葉を選んでいた

こんなこと知れたら傷つけるわね
でも絶対に外せなかった賭け
一度拒否されたらもう存在すら
感じてもらえないような気がして

可笑しいわ 雑誌によくある
セックスや男性心理の特集記事や 
小馬鹿にしていた星占いまで
この私が気にするなんて

だからあなたを呼び出して 
性処理をさせるように
振舞うのが苦しかった
私から求めてると
思われたくなかったのね
中学生みたいな幼稚さを許して

あなたの1000分の1にさえ
満たない男と一生を過ごすわ 
もう私の人生にきっと波乱はない
それが馬鹿な女が出した答え

その闇に私の愚かさを溶かす


<男>
披露宴に何故か君は俺を呼び
俺も臆面もなく出席をした
いかにも無能そうな男を選んだのは
当てつけのようにも思えた

何かを拾得してしまったような
喪失感とでも言おうか
迎えに来た 事の終わり 
俺は闇へ 君の胎には子が
Track Name: Welcome To The Edge
もう誰も愛さない


もう誰も愛さない 
いつもそんな表情だった
シェルターを出てからは 
歩き方さえ分からない

呼吸するように流した涙 
やがて感情を引き裂いた
正しさまで溶かす闇が 
彼女には唯一の光だ

通りすぎればよかったのかもしれない
だが腹を空かした猫のようにも見えた
連れ出したハイウェイ 
カーステからはホット・ジャズ
「あすこへ」とふいに指さしたホテル

傾けたグラス 
海に浮かぶのは帰れない二人
氷とともに融解した
覚悟まで飲み干したら
ウェイターにこう言うんだ


Hook
この愛が安眠出来るような
そんな部屋をひとつ


もう誰も愛さない 
だからこそ罪を選んだ
さまよえる二つの身体は 
龍のように燃えあがった

お前はひとりじゃない 
絶対に裏切らない
無責任な言葉は 
心底うんざりだった

ふやけた指で黒髪を撫でた
昨日にはない感情が生まれた
時計の針の音が何かを紡ぎ出してる
それが温かみに焼べる薪と成してる

禁忌という名の列車
点灯するテール・ランプ
思い出は遠くに消えた
これでもう引き返せない


Hook


愛の寝息がきこえる 
彼女の存在自体がポエム
枯葉に腰掛けるように 夢は潰れて
共有する毎日は 早く日が暮れてく

正しさを求めるのは胎児の為
だが彼女を守るなら罪を犯せる
あなた以外もう誰も
愛さないと笑いかける

血を分けた妹
Track Name: Wonda Why They Call U Bitch
Wonda Why They Call U Bitch


男は腐るほどいる筈だ 
何故にあいつを選んだのか
君を抱くに相応しい男が 
他にも沢山いると思った

だが君はあいつを選んだ 
その決め手は何だったんだ
指環ひとつも贈られずに 
男に貢いで殴られる日々

セックスの最中も男は携帯をいじる 
時に他の女との電話で笑っている
「気持ちよくねえ」と言うから 
君は死姦するように腰を振ったんだ

TVには無邪気なアイドル 
歌っている ひとりじゃないと
これほど虚しいことってあるかい 
君を救えるのは君だけなんだ


Hook
いつか訪れる日々の為に
君にしか守れない君の為に
レヴェルの低すぎる男なんかに
お前はビッチなんて言わせるな


あれから試着するように
色んな恋を してみたけれど
締まらないベルト
車や時計で男を見ては 
ベッドで最高の夜を教えた

戦略的メールでも埋まらない予定 
傷に出来る傷は容易く癒えず
男も馬鹿ではないって事だ 
打算的な女は忌避するものさ

同級生の子供が高学年 
結婚がすべてなんてどうかしてる
下腹の贅肉 張りの無い肌 
朝起きたらもう若くなかった

エステ通い 効果はなし 
利子が嵩み カード破産
大切なことを見失ってないか 
君を救えるのは君だけなんだ


Hook


ある日の朝刊 
ネットオークション詐欺の
共謀者として
とても懐かしい顔が載った 
しかしかなり老けこんでしまったようだ

ふと君の口癖を思い出した 
「いつか男を見返したい」
昔の男が君を嘲笑った 
君はとうとう君を救えなかった
Track Name: Lovemberz ft.Inazoma
愛の残火
ft.Inazoma


Hook
私からの 罪の薔薇を
棘ばかりの街並を 血に染めてく

あなたからも 百合の罠を
吐息まで紫に ふたり燃えている


ジキルとハイド 
無関係な最後の迷い子
歪な細胞 
くすぐるニヒルな排除

徒然なるままにまた薬漬け
夢々待つ場所がなくて
午前3時過ぎに出すアドレナリン
しかしダンスが上手に踊れない

枯れてはならない壮絶な性
欲望に忠誠を誓ったから
蒼ざめた羞恥と情熱の薔薇
二色の独楽よ 悲しく回れ

もののあはれ 禁じられた遊び
神秘な醜さ 身に纏い
無意識の暴徒が何と言おうと
オーガズムを謳歌する


Hook


死の微笑を色濃く残す備忘録
それは理論上 悲愴と愛の二号炉

儚い呪法のような愚考を
酒肴とする不道徳
完美なリゾートで
気泡のような一時を

制服もヴィデオ・テープも
終末の付録 間抜けな延命策
神が否定されるなら
冥府の王を猫に後背位を


Hook


細い硬筆 白紙を泳ぎ
問診 告知 蛹想う死

不条理な動機 総じて口実
幻の恋 葬儀ごと焔に


私からの 罪の薔薇を
神々の裁きまで 悦楽だと知る

あなたからも 百合の罠を
根元まで 吸いつくし
ふたり焦げて散る
Track Name: Love Type:Blue pt2
Love Type:Blue pt2


共に愛と呼び 水をくれたもの 
綺麗な花を いつか咲かすだろう
あのキスはそう まだ名が無い野草 
愛してくほど ああ


置き手紙も残さず お前は去った 
夢か現実か区別出来なかった
同じ朝だがまるで別世界 
景色が歪んで見えた

もう解かり合えないという想いだけが 
皮肉にも解かり合えていたのか
何事もないように洗濯物を取り込み 
心を乱さぬように努めた

広くなったリヴィングで
間違い探しをするならば 
正解は俺の心だな
頭で渦のように蠢く 
溶けゆく氷のようなお前の背中


死処のように蒼い 消えかかる焔 
戻れないのよ もう終わったこと
あのキスもそう みんな宝物 
愛していたから でも


子供のように泣き腫らし 
長く空虚な日々を過ごした
よく死ななかったと思う 
だが生きていたともいい難い

最初の出会いを今も思い出す 
心が一瞬にして射止められた
その顔に似合わず猛毒を吐き 
容赦なく俺の宇宙を突き放す

放置されながら
視姦されているような
混乱を起こさせる 
今までにいない女

素直に一緒に生きたいと願った 
あの気持ちは今は何処にある


レゾン・デートル 斃れた巨像 
数体を除き ほとんどが模造
あのキスもそう 行き過ぎた思想 
愛されぬまま ただ


弱さを赦せぬ心があったなら
その優しさは 
あの日々にこそ欲しかったの


本気で人を愛したことがあるか 
もう俺にはそれを語る資格さえない
冷静に省みる 
一緒に過ごした日々を 
欠いた心配り 醜い嫉妬

恫喝し 時には手をあげながら 
支配下に治めて 安心を得ていた
多くの臆病者の得意技だ 
そんな人間を誰が愛するだろうか


共に愛と呼び 押し付けたもの
解けないのよ 絡まった孤独
あのキスもそう 効き目ない魔法
愛しているから もう
Track Name: I'm a J-POP Killer ft.CHAPPY
I'm a J-POP Killer
ft.CHAPPY


愛って◯?
愛って□?
定義したとして
何になる?

あなたを愛す
一生を捧ぐ
別れたらすべて
嘘になる?

愛って+?
愛って÷?
定義すれば
陳腐化する

あなたを愛す
一生を捧ぐ
言葉の軽さを
殺害する


翼は広がらない
瞳を閉じても無駄
君の名を呼ぶまでもなく
そもそもの君がいない

桜は舞わない 季節めぐらない
幾年も外に出ていない
おそらく街並は移りゆかない
戻りたいと思う過去がない

いつかめぐり逢うその時はない
会いたい人がいなくて震えた
出逢えた奇跡の危うい鮮度
明日への扉は死刑宣告

胸の鼓動が高鳴るのは確か
眠剤が切れたときくらいか
こんな僕はJ-POPキラー
孤独なんて好きじゃないのにな


Hook
希望を食べると
絶望が増えるよ
誰がこの気持ちを
歌ってくれるの
僕もJ-POPみたいな恋がしたい

でもねJ-POPキラー
僕はJ-POPキラー


君を想うと
自分が膨らむよ
誰がこの願いを
叶えてくれるの
僕もJ-POPみたいな恋がしたい

でもねJ-POPキラー
僕はJ-POPキラー


ya 俺はJ-POPキラー 
望まずともあなたの首を絞めた
あなたのあまりの無邪気さ 美しさに 
俺は気がふれてしまった

甘すぎる歌詞を
舌で転がしてかみ砕き 
歯が折れ 血があふれた
あなたの励ましに耳をふさぎ 
うつむく俺は 腐肉に湧くウジ虫

無意識に無理強いされる 
喜び 声にならない雄たけび
まだ見ぬ君へのラブレター 
あなたに言われたとおりに
書けるといいな

その旋律に合わせて 
操り人形さながら踊れば
少しはあなたがかくあるべきと
願った世界が見えるかな? 
でも俺はJ-POPキラー


Hook


まだ名も知らない君と出会い
パスタを食べることがあるならば
その時 僕は照れながら
J-POPのような愛を誓う

僕らの歌に代役はいない
君も同じ考えだろう

お前をシャット・ダウンして
まずはこの部屋のドアを開けなきゃ


Hook


愛ってファック?
愛ってドラッグ?
悪いと知ってても
癖になる

あなたを愛す
一生を捧ぐ
枯れ葉剤みたいに
無秩序に散布

愛って
Loveじゃないよ多分
孤独を受け容れて
少しわかる

あなたを愛す
一生を捧ぐ
死と引き換えに
言える気がする
Track Name: Love Type:Blue pt3
Love Type:Blue pt3


Hook
君を想うと 裂けそうなほど 
胸が苦しくなるよ

いつか打ち明けられたらいい 
君が頷いてくれたらいい

今はまだ 蒼い霧の中 
誠実な心が君への道なんだ


長すぎた旅の終わりのような 
脱力感だけが素肌を纏った
記憶という河川で泳ぐ罪の影 
今もあの腸の苦味を思い出せる

小鳥まで成熟を待たずに巣立った 
この腐臭に誰もが鼻をつまんだ

濾過せず飲んだら 
同じように誰かが 
深く傷ついてしまうのかな

新しい出会いに対する躊躇い 
もう大切な人を悲しませたくない
ならば二度と人を愛さなければいい 
心を閉ざせばいい

敗残者の思考回路 
無免許の態度 
訪れた愛を阻むのは安いプライド

授乳するように心を通わす 
君も偶然が生む劇薬なのか


Hook


これはゲームだと割り切ろうとした 
だが不意に見出した希望の光
奇跡のような無垢な笑顔 
下界に降りた女神を見た

疑うことを知らない君はまだ 
信じるという選択肢がなかった
それは才能にも近い優しさ 
一瞬で疑心さえも食われたんだ

ただ怖かった 手に入れた愛も 
自身でいつの日か燃やしてしまうと

得体の知れぬ闇 
潜在する癌 
彼女もまた犠牲になるのか

崖下を背に心情を吐露する 
血も厭わず彼女は毬を踏む

何も言わず また言わせず抱いた 
その胸で赤子のように泣いた


Hook


愛は時に 奴隷のように 
宋主国のように 理性を失わせる

君はついに 鼓動のように
血脈のように 死の一部となる


君を知ると 無数の謎が 
また分からなくなるよ

生糸になって夜を跨ぎ 
木漏れ日で紡ぐ物語

今もまだ 蒼い霧の中 
この痛みだけが君への道なんだ
Track Name: Tiger Mask
タイガーマスク


Hook
お前はタイガーマスク 
名も明かさずに
似た貧しさを想うのだろう

俺もタイガーマスク
真に愛されて
この覆面を脱ぐのだろう


いつも一人だった 
周囲には決して見せない涙
夕暮れの人形劇 
同じパターンで直ぐ再演

懸命に勉強 満点のテスト 
誰よりも上手に出来た鉄棒
大人は口を揃え褒めたが 
生きるのが辛いと縋りたかった

お父さん お母さん 
どこにいますか 
また賞状をいただきました

ウサギの世話や係りの仕事 
自ら進んでやっていること
面と向かって伝えたいです 

出来れば今すぐに会いたいです
悪いところあれば直しますから 
抱きしめてもらいたいです


Hook


子供達の心は純粋だ 
だが愛を知らない だから怖い
重ね合わせる 過去の自分 
言葉一つが抉る傷

大人は嘘つきと訴えていた 
その瞳を前にして何が出来るか
ニンテンドーDS 新品のランドセル 
物ではないと子らは目を伏せる

中途半端な優しさは 
欠乏の先送りでしかない
輝く未来のような約束も 
期待する分 もはや悪だった

あなたを偽善者とは言わないが 
どこまで他人の人生を背負えますか
怨念に近い痛み まっすぐ受け止めて 
お前は悪くないと言えますか


Hook


思い出を綴じ 決断のとき
ものいわぬ夜のように 
孤独に見合う力が欲しい

免れぬ謗り それでも研ぎ
戦い抜いてやっと一人 
守れるかどうかだと知る


お前はタイガーマスク 
愛を知らぬなら 
親が居ても みなし児だよ

俺もタイガーマスク 
本当の名で
愛する人を抱きしめよう
Track Name: Meaningful Bouquet
何も無い日の花束


帰りを待つ 誰かがいるなんて 
すごく幸せなことだね
そんなことに気づいたから 
駅前で花束を買った

笑われてしまうのかな 
熱でもあるのと言われるのかな
馬鹿にされたって
恥ずかしくはない 
正しいと確信しているから

君は身体の弛みを呪いながら
「あなたをもう誘惑出来ないわ」
その苦笑いがひどく痛かった 
でもそれが何より愛おしかった

不思議だね ここにあるすべて 
やがて燃やされて 煤になる運命
変わらず明日もサーヴィス残業 
君がいる限りは闘うよ


記念日が何気ない日々までも
遠くまで連れ去ってしまうのなら 
何も無い日の花束

変なやつがいるもんだと
老いた風が
覚えていてくれるのかも 
君と僕が死んでも


僕達が住んでいるこの街は 
みんな下を向きながら うわの空
寝ぼけ眼 あくびついでのゲップ 
吐瀉物が跨ぐ ガード・レール

すべて嘘だったかもしれない 
だけど騙されてないって顔してる
こんなにありふれた日常も 
終らない歌が生まれる要素

朝の人波 ラッシュ・アワー 
僕達もやがて飲まれるのだろう
気をつけて 笑顔まで流される 
この手を絶対に離さないで

疲れたね 夢を見ることは 
でも何も変わりはしないよ
ありのままを愛せるならば


記念日を忘れて僕達 
平気で取り消せない嘘を
ついてしまうから 
何も無い日の花束

こんなことは慣れっこさと
老いた風が
通りすぎてくれるのかも 
冷たさを増しながら


魂や愛が見えてしまうなら 
どんなに恐ろしいことだろう
脆くて醜い僕が
暴かれてしまう気がするんだ

可笑しいね ここにいる誰も
いつか死ぬなんて知らないみたいに
あいつは永遠の愛を歌った 
死を賭した愛を踏み潰しながら


慰霊碑が生臭い血と
戦った理由を
忘れさせてしまうから 
何も無い日の花束

こんなやつもいたんだなと
老いた風が
忘れた涙を降らすのかも 


何百年経っても 
何千年経っても


今帰るから 
本当にもうすぐだから
Track Name: Sweethearts
愛の数


あふれて はじける 
また同じ愛の数


(五分前のこと)
クリスマスの約束 
イルミネーション 
恋人たちのお留守の手には
喧嘩の余熱と 奥歯に挟まった
果肉にも似た 不信とわだかまり

沈黙の会話 言葉はなくとも 
気まずさはいつも多弁であった
別れましょう このままじゃ 
お互いに疲れるだけだから

その言葉を発することさえも 
無駄な労力と言わんばかりの
最後の口づけも君は避けて 
まるで僕はメイクが落ちた道化

さよならを言われて 立ち尽くす 
君のいない夜明けに足がすくむ


Hook
この夜もどこかで
愛の灯が消える 
君を失くした僕のことさ

ありふれた恋の
夢の終わりに 
女を覚える

この夜もどこかで
愛の灯がともる 
彼を見つけた君のことさ

劇的な恋の
夢の続きに 
男を覚える


(去年の夏のこと)
夏の浜辺と
ロング・バケーション 
恋人たちの熱い口づけには
地元のラジオより無音が画に合う 
互いの鼓動は波音もかき消した

君の胸元を滑り落ちる砂粒 
谷底にそっと手を伸ばす
夜は車内で燃えあがった 
バーラウンジ 
火種にかけるチェイサー

エレヴェイター 
硝煙のような吐息が漏れる 
背中を指でなぞっただけ
疼きを抑えて 差し込んだカード 
ドア閉めた瞬間に また始まった

さよならを忘れて 二人は夢中 
迎えた夜明けに気づくことなく


Hook


(三年前のこと)
運命の出会いと
ファースト・インプレッション 
恋人たちと呼ぶ前の赤い頬

不自然な距離と
ぎこちない挨拶 
素直でいたいのに 
勝つのは逆の冷ややかな態度
支配されたくない 
でもやっぱり眼で追ってしまうよ

一緒に帰ろう 突然言われて 
さっきまでの自分が
馬鹿みたいだなって

オープン・テラス 場末の名画座 
君と居られればどこだっていいんだ
これが恋かい わからないさ 
ただうろたえてしまう僕がいた

さよならを遮り またねと言う 
君だけで夜明けに 今日も眠れず


Hook


あふれて はじける
また同じ愛の数