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3​.​11

by Piyo Londirt

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1.
Can We Get Much Higher? Verse1 3月11日 2時46分 未曾有の大地震  津波が襲来 街を飲み干す 避難を忠告する決死のアナウンス 最初の楽観も悲鳴に変わる まるで世界が変わってしまった  見慣れた景色 その面影すらない そこにいくつの約束があったか  喧嘩したままなら尚更 容赦なく鼻をつく汚泥の悪臭  ポリタンク両手に瓦礫を歩く 自分が生きてることも夢のようで  声にならない声 あるいは嗚咽 無言でいる以上の慰めを知らない  だがこれは序章にすぎなかった Can We Get Much Higher? Verse2 見せかけの愛より僅かでも食料  写真一枚より確かな抱擁 日々の余震 地震酔い 無限に印刷されていく恐怖のコピー 頑張れと言われ続けノイローゼ  何か出来るなら時を戻して どんな歌さえも心に響くまい  明日への不安に絡まる蔦 保身とプライドで拡大した人災  エネルギーの可能性が容易く死んだ よごれた田畑 家畜の墓場  その陰であの恥知らずは 自画自賛して憚らず  任期が延びたと笑ったんだ 政治は民度の投影  この政権を選んだのはどうして Can We Get Much Higher? 失われた世界 ここで生きるには 愛は置いていくべきか いや違う 強い光を見た 悲しみの底 絶望の際 それでもあなたは与えていた 慎ましく生きるその姿を見ると 落涙さえ贅沢に思えてきた Can We Get Much Higher? So High…
2.
Bounce Bounce Bounce Hook 東北の酒は美味 身に沁みる いつか背中で受けた愛のように 問われる存在意義 それでも生きる 今宵は彼らの為に踊れ Bounce Bounce Bounce Verse1 我が人生に自粛なし  そして不謹慎以外の何でもない 政府の愚劣さは想定内  だがこの湧き上がる力は想定外 学を積め シカの愛息のように 知恵肥やせ ネイティブ・アメリカンのように 疑心にさえも謙虚な姿勢が  来るべき世代を牽引していく 古代、ダンスは神仏の為であったという 涙を乾かす明日を犀は追う ある者にとってこの道を歩くのは もはや死ぬよりも過酷 その誠実さで損をしても  愛に見つかるまで隠れてろ 真実の歌は道筋を与える  堅牢な地下室から いま解き放て Hook2 気力を奪う地震 飛び交う塵 忍耐強さを嘲笑うように 削ぎ落される幹 それでも生きる 今宵は彼らに想いを寄せて Bounce Bounce Bounce Verse2 我が人生に高台なし  いつも何かに怯えながら生きた 神霊に対する畏怖 父への憎しみ  肉体と分離された魂 生命が至上とは思わない  だが自己陶酔的な死は挿話を欠く 空腹 疫病 漠然たる不安  それでも守るものは何なのか 元始、女は太陽であったという  貫き確信する 愛は呼吸 少女に血を 恋に赤らむ日々を  好天に竈の煙を 犠牲になった者達に祈りを あの鳥の飛ぶまでの羽根の動きを見ろ  人々の心に秩序を取り戻し  歓迎する 生きるにはもってこいの日 Hook Hook2
3.
POWER 04:49
POWER 怒涛の21世紀 地に墜ちた正義 眼前に立ちはだかるは過去の叡智 前戯やペッティング無しで本番の現実 全盲に施す 俺のライム・レーシック 一個の人間が放つ力  不器用に紡がれる愛の讃歌 人間はこんなに美しかった Verse1 これまでも悲劇はあった筈だ  アフリカで あるいは隣家で 命の価値を相対化していないか と問われて今 岐路に立つ だが生まれた街を贔屓出来なければ 俺の愛は誰に対しても嘘になる 故郷を出た者が持つ愛憎の念 無力感に溺れ 涙が零れる HOOK 一個の人間が放つ力  不器用に紡がれる愛の讃歌 人間はこんなに美しかった そして何よりも醜悪だった まるで... (xxxxxxxxxxxxxx) Verse2 火事場泥棒は撃ち殺せと言えば きっと背中に銃が向けられる だが何を規制しようとも強くなるには この行程は決して避けられない 俺の音楽は戦場カメラマン 常にベスト 低音もきかせないとダメだな 狙うはピューリッツァー賞 ではなく社会の変革を!! 表現者としてこの悲劇を吸収 負のエナジーとして免疫を作る 作品は増強 多様性が生まれる そうだ 冷静に接写するだけ ブルーマジックを凌ぐ快感 そして一つの黒魔術でありたい ノストラダムスにもなれぬ学者達に シマネキの種子を植え付けるくらいに HOOK Verse3 ウランの力 ウコンの力 初めて立とうとした赤子の力 俺達はそんな小さい頃から 決して挑戦を忘れなかった こんなところで負ける筈がない おそらく史上最悪の天災 それでも生まれる命があった その子でさえ子宮の中で頑張った こんにちは赤ちゃん  愛がわかるかい 君は広大な海を旅する 君を包む手をきっと愛する 我々にとって頼れる仲間だ 何度でも言う 負ける筈がない 美しさの畔で (まっすぐ生きろ  死への道を  仄かな愛の灯と) 醜さの麓で (まっすぐ生きろ  死への道を  仄かな愛の灯と) 愛が燃えさかる (まっすぐ生きろ  死への道を  仄かな愛の灯と) 人間がいるかぎり
4.
5.
All Of The Lights Hook Turn up the lights in here baby ライトをつけなさい Extra bright, I want y'all to see this さらなる輝きを 私はみんなに見てほしいの Turn up the lights in here, baby さぁ ライトをつけて You know what I need 求めていることは分かるでしょ Want you to see everything すべてを見てほしいの Want you to see all of the lights すべての光を見てほしいの Fast cars, shooting stars 高級車 セレブ達 Until it's Vegas everywhere we are 私たちがどこにいようとヴェガスのように 眩しくなるまで If you want it you can get it for the rest of your life あなたが望むなら一生自分のものに出来るわ Verse1 これは 天罰か 神よ こたえてくれ 子らは どこにいる ふるさとは 心に 勝ってみせるよ 強くあらねば 輪番停電 それがどうした この希望までも消せるだろうか Hook2 Cop Lights Flash Lights パトカーのライト フラッシュ Spot Lights Strobo Lights スポット・ライト ストロボ Street Lights 街の灯 All Of The Lights すべての光よ! Fast Life Drug Life 荒んだ人生 ヤク漬けの人生 Thug Life Rock Life サグ・ライフ 破滅的な人生 Every Night すべての夜に All Of The Lights すべての光を! Hook Verse2 思い知った 無力だった 自然の猛威にただ立ちすくむだけだった 原発はどうだ マスコミは狼狽 政府の無能さで物流が滞った いつか今日を 酒の肴に 星を見上げ愛する人を想った これ以上の光があるのだろうか Hook2 Hook 世界中がこの土地の名を知った 近い将来 みんなが言うんだ 合言葉のように おやすみのキスのように 新たな街が記された地図のように 豊かな自然に恵まれたところ 水も食べ物も美味しいところ わざわざ遠いところからようこそ 復興したよ この街をどう思う? この街をあなたに見せたかった! I tried to tell you but all I could say is ohhhh 君に伝えようとしたけど 僕は叫ぶことしか出来なかった
6.
Monster 04:33
Monster Hook 会津 寂びれた街 そこに舞い降りた俺という豪雪 人は皆こう呼ぶ 環境の産物 愛 この竿の鉤餌 真の欠乏を認識するとき 人は皆こう呼ぶ 環境の産物 Verse1 俺は出来るだけ楽な方法で 死ぬことを考えていた高校生 見込めない蘇生 失った目的  だが人前では陽気な道化 教室の隅では背後から 耳に障る気違いじみた愛想笑い 退屈がパトロン 飽くまで遊ぼう  妄想で皆殺し そんな頃に 突然与えられたきっかけ  涎垂らしマイクを握ったぜ 人々は平等を愛してやまない  だが俺には否定される権利だってある 緞帳を毟る分裂病患者が 夢魔の中でさえ求めた喝采 だが日差しが何より怖い  日差しが何より怖い Hook2 I crossed the line 俺は一線を越えて And I'll let God decide 神に決断を委ねる I wouldn't last these shows もうショウは終わりだ So I am headed home だから家路に就くとするよ Verse2 父を彫像で撲殺し損壊  満ち足りずに生首を殴打 腿を削ぎ落し ストーヴで炙り  フォークを刺して塩を振り咀嚼 あばら肉を混ぜ煮込む 独創のキャセロール  勃起を伴い一気に掻っ込む 呪詛に満ち大きく見開いた眼に恐怖を感じ 車庫にあった鉈を振り下ろしたときに 瞬時に正気を取り戻し 嘔吐を催し  親指を瓦鉢に吐き出した  翌朝それに蛆が湧いた これは既成事実か予知夢なのか  嘲るようにエゴが揺蕩う 臆病だと素直に認めるさ  だから何だ この俺が救えるか? Hook Hook2 Verse3 故に環境の産物  この表現は一種の採掘作業 清算しようとする荒んだ過去  感情と引き換えに手に入れた魔力 心の隙間にねじ込む演奏  復讐こそ生きる唯一のモチベーション 逃れられない血の呪縛  認知出来ずに生む醜悪な歪み 本当に戦争や大災害を望んだ  心理は倒錯し蚕と同化 何時間も見つめていた刃先  抑圧と覚醒 思春期の真夏 耳を塞ぎ閉じこもったクローゼット  育んだ怪物が握った主導権 その涙も痛みも全部俺に託せ  悲劇の小骨まで溶かしてやるぜ
7.
Shock Doctrine Hook 恐怖を味わい 扇動家に縋る すぐ過激なプランに飛びついてしまう 国民を覆う ショック・ドクトリン Verse1 小沢首相待望論 TPPで第三の開国 太陽光 風力などのエネルギーを妄信する態度 ECO クリーン 起爆剤 構造改革  言葉には魅力的な響きがあった ワンフレーズ・ポリティクス 不勉強な国民  マスコミは踊る 為政者の思う通りに 政権交代時と同じ空気を感じる  無批判のまま迎えたカタストロフィ 白痴のように過ちを繰り返すのか  犠牲になった者への誠実さはどうした 各組織の発言に対するバイアスの考慮  情報化社会における作法や規範を 知らない事は罪ではないが  知って見過ごすのは卑怯ではないか Hook2 亡国への道 ひび割れた尿瓶 果たさぬ責任 誰も我関せず Verse2 グローバリズムの終焉  無策を重ね 硬直したデフレ 突如議題に上るTPP  想像は容易 黒い霧の密室 データを見れば一目瞭然  日本が標的だ アメリカの商船 真の目的は投資と金融  独占されたら最後 無能と心中 公共性を重視すれば  社会主義的だという経済愚連隊 レッテル貼り その瞬間に  最良は遠ざかるばかり 復興の為 東北の為  純粋無垢な子供達の為 日本人よ 綺麗事はやめろ  眼の前の不実を人として怒れよ Hook2 Hook
8.
Radio Dayz 02:23
Radio Dayz 感傷に浸りすぎたのかな 身内びいきと蔑むような歌が こんなに胸を締めつけるなんて 見知らぬ誰かと心を繋いでる 北国の春 アンパンマンのマーチ 真実の歌には魂があった 音楽は腹の足しにはならないが その昔 歌には力があった Hook 今まで縁がなかったラジオ その功績を後世に伝えよう 被災地や避難所に愛を 今日はほんの少しだけ暖かいよ いつも聴いてたRFC Ustreamで聴いてたRFC ラジオ福島 RFC 勇気をありがとう RFC 故郷を想いラジオを聴いていた 美談探しの中央のメディアが 伝えない生の声があった 励ましのメール 窮状を伝えるメール 読み上げるアナウンサーの涙声 不安にさせまいと必死だった 心遣いが痛いほどわかった 恐怖を煽る声に耳を塞いだり これ以上ない孤独で泣いた日 聴いてみようかラジオ 似た誰かがいるのかもしれないよ Hook
9.
Runaway 05:05
Runaway Hook あぁ 君は何処へ向かうのだろう 気が違っているように見えるよ 覚悟の無い運動なら止めよう ありふれた日常に帰ろう 甘い言葉つかって 子供を引き合いに出して 何もかも放棄して 誰を守れると言うの 政争も災害もない 楽園のようなところ 本当にあるならば 早く逃げようぜ みんな扇動者になる 受け売りのくせにね 当事者になって初めて 真面目に考え出してる こんな皮肉も誰かのコピペかもしれないね 「恩恵受けてたんだろ?」 なんてエゴイスティックだ 自分の落ち度は考えず 責めやすい誰かを 鬱憤を晴らすように 容赦なく断罪する いわれなき差別は きっと大人の問題 「綺麗に生きられる筈がない」 現場だけが痛感してる Hook 軍隊のない国へ 逃げよう  放射線のない国へ 逃げよう 無人島でも買って 二人だけの国家を作ろう 何が襲っても 誰かが助けるって この国が好きだ 君は逃げて  孤独な闘いになる 君は逃げて 現実逃避という底なし沼にいるなら  まずはそこから早く逃げようぜ 365日 24時間  危機管理に一瞬も休みはない 原子力施設に密偵が潜んでいる  急がれるスパイ防止法の成立 皇位継承 領土や拉致被害  震災以前もこの国は非常時だ 国家や苗字 整備された森  すべてにシステムが付随する事を認めろ 俺達はまるでシルバニア・ファミリー  お前の理想はないものねだりで 付き合いきれないヒステリー女か  一人部屋が欲しいと喚く餓鬼のようだ 印象で投票するのはもうやめろ  それがもたらした悲劇に学べよ 俺が出馬するときは本名で出るから  こう書いて無効にするな 「偉大なるP!」
10.
Thick Calpis 05:22
差別主義者 Verse1 こっちおいで  誰にも見つからないようにおいで 僕だけが持ってる  だが多くはないから一人で 誰もが苦しいのは知ってる  でも君に助かってほしいから言ってる 心配無用 僕は嘘がうまい  罪にならない程度に欺くさ 薄めたカルピスをみんなに  それはもはや砂糖水に近い 僕は誠意を込めて謝ってる  これが社会性ってやつなのかもね Hook 君だけに濃いカルピスをあげよう 愛を想うとき 無思慮になる 白痴のように 葛藤している 俺は差別主義者なのか Verse2 ねぇ どうして  そんなに美しいのはどうして その瞳で僕に振りかけた呪文を解いて 僕は君という教団の狂信者  誰かの嘆願はわざと後逸した 君への愛 これは他者への差別  平等は愛を抑圧するだけ 誰だって愛する者が可愛い  いや その愛を与える自分が可愛い でもそれって悪いことなのかな  その偽善に浸かった愛を糺す Hook Verse3 世は非情で  人は吐き気がするほど利己的 救いとして  敬虔に神の意に沿っている 本当に多くの人達が 濃いカルピスを必要とするときに 目配せし ごまかし  君だけを厚遇してしまうような真似を 誰も許さない 君もそうだろう  今こそカルピスに平等の濃さを こんな時も君の豊かな胸を 想像する僕を差別してくれよ Hook 卑怯極まりない こんな男には 君を愛させないさ だからもっと強くなる 差別を差別するくらい
11.
Helpless 07:30
Helpless Hook キサ(仮名) ねぇ 言って  ねぇ 愛してると もっと ねぇ 言って 眠れるよう 喧嘩ばかりだった もっと優しくすれば良かったね アルバムを抱えて逝ったあの老父は 寂しい思いをしてないかしら 裂けそうよ Hook キサ(仮名) 絶望へようこそ 無力だと嘆く者よ 明日は一体どうなるのでしょう 一瞬で家族が離散しました 一瞬でふるさとが瓦礫と化しました 前を向いて歩くしかありませんね 私達なら出来ます しかしその前に 誰か私の涙を止めてください 入口はこちらです 絶望へようこそ Hook キサ(仮名) 絶望へようこそ 無力だと嘆く者よ 焦ることは無い そういう者が殆ど 混沌 必要なのはうがい薬に含まれるヨウ素 違う これも誰かが煽る虚偽の情報 安心しなさい じきに飽きるでしょう ニュースも緩やかにショウへと変貌 外資や金持ちは西へ逃げました 悪い風評だけ残していかれますか 今日も老婆が亡くなりました 凍死だそうです この現代で今 危ない人がまだ何人かいます (同情の涙は四人目で枯れた) 不謹慎の議論なんてどうでもいいです それで暖がとれるのなら好きにして 水をください 食料をください 今日を導かない昨日をください シン(仮名) プライバシー保護が厳しい時代に ネット上に携帯番号を晒してまで 連絡を待ってる人達がいます 誰もが切羽詰まった状況みたいです 一応リツイートしてみますが 僕の行為に意味があるのかは 疑わしいです だからコンビニで今 ついでではない募金をしました ごめんなさい 出来るのはこれくらいだと思う マンガン電池のような僕の善意は細い 一体いつまで持つのか 考えないでおこう 今日も夜勤です 絶望へようこそ Hook キサ(仮名) どこへ行くの もう愛せない? 私を見捨てるの もう愛せない? 今朝あなたが 浜で見つかった さっき話してた あれは幻か 神父とリユ(仮名) 「ご子息は天国に召されて、そこで幸せに 暮らしております」 「...そうですか。是非、天国にあるという その住所を教えていただけませんか。 訪ねてまいりたいのです」 「...お母さん。そこは亡くなった者しか 行けない場所なんです」 「わかりました。私が死ねば会えるんですね」 サク(仮名) 安心しでぐれ これは心の声だ あんたに一体何が出来るって? 食いもんだよ 食いもん! クイモンヨゴセ!! ニグ!ニグ! カヅ!スデーギ! シオガキイデハゴダエノアルヤヅダ!! ミズ!サゲ! ヒョウケツ!! ハイボール!!! オニゴロシ!!!! あどあんたがやらせでぐれれば問題ねえな! やらせてぐれよ!なぁ!たまってんだよ! 俺の為に何かしでぇんだべ! ケツこっちさ向げろ! あぁ息が臭ぇ 体もべとべとだ 自分の口臭がもうザーメンみてえな臭いがすんだ 心配すんな もう萎えでるよ  おっ勃つもんもおっ勃たねえ  第一そんな体力は今は無ぇ 安心しでぐれ これは心の声だ 寄付どが言っでっけんど  届かねぇなら何も意味ねぇべや どうせマスコミも都会の人達も ひど月もすりゃみんな忘れっちまうんだべ 政府はいっでぇ何やっでんだおい あー餓鬼がうっせえ あー眠らんに 静かにしろっつってっぺ!!! おめえも親なんだがら 静がにさせろよ! 苦しいのはみんな一緒だべや! 安心しでぐれ これは心の声だ もしここで死んじまっだらどうすんべ 東京の子めらは気づいてぐれっかよなおい 孫の顔さ見っちがったな まだ下の子は結婚もしでねえんだ あいづは大丈夫がよま 奥手だがんな 心配だ もう腹減ってんのがどうがもわがんね 自分自身が穴になっだみでえだ さみぃ 安心しでぐれ  これは 心の声だ
12.
Lost In The World 好きなだけ泣いてもいい 人の目を気にせず泣いてもいい 自分の為だけに泣いてもいい その痛みを誰かに伝えてもいい 誰もが差異なく 多分ひとり 見かけがどうあれ きっとひとり 家族 恋人 友人も一緒 長く生きれば それだけ看取る 君の孤独と僕の孤独を 誰かが認めるだろうか 君の悲劇と僕の悲劇が 手を取り合えるだろうか 君の昨日と僕の昨日は 明日を作れるだろうか 君の命と僕の命で 何かが生まれるだろうか 好きなだけ泣いてもいい 何も出ないほど 泣いてもいい 誰かの為に泣いてもいい そして いつの日か僕に伝えてほしい 誰もが差異なく 多分ひとり 見かけがどうあれ きっとひとり 似たような誰かに与えられるなら 厳然たる死 それでもいいと 君の孤独と僕の孤独を 誰かが認めるだろうか 君の悲劇と僕の悲劇が 手を取り合えるだろうか 君の昨日と僕の昨日は 明日を作れるだろうか 君の命と僕の命で 何かが生まれるだろうか
13.
Who Will Survive In Nippon? Hook 痛みを堪えろ それを忘れるな まずはあの壁を Who Will Survive In Nippon? 未来を変えろ 繋げよ 世代を そしてあの壁を Who Wil Survive In Nippon? Verse1 どこのクラブも聞こえない母国語  ヒップホップは奴隷音楽なのだろうか 国歌を歌えば 国旗を掲げれば 右翼 危険人物とレッテルを貼られた 遠い故郷を想うように愛することは出来ず  愚かな自由を楯に拒絶することは出来る 日本人の 日本人による  日本人を貶める為の差別  現状へのネグレクト 手遅れになるまで 円に換算出来ない筈の異国の若者の血  武力とともに放棄した自国を護るという意志 糞を撒き散らす群衆の鳩になるくらいなら  孤独な鷹がいい 歴史は未来の傘になる 深雪に耐える松 心が洗われる春  生きるとは何か 今なら少しだけわかる 祖国を愛する気持ちをこの心に I’m Not Jap, I’m Japanese Hook Verse2 Japan dominated by comformity don't worry, i promise, you are in the safe country. it's almost like nation state. so it makes me forget.there's so many conflicts between diffrent races. graceless だがそれがこの世界の真実 つば、空き缶から爆弾  ひっきりなしに投げつける 本能的 最早 その優越意識 それこそが愚劣だと気づくまで あと何世紀? その差別意識は何を守る為とか とぼける俺は れっきとした平和ボケ? 仄暗く揺らめく白濁した悪意 もう半分は民族の誇り? それともイデオロギー? 見ての通り 我々は無知で無関心 だがそれもある意味 当然の選択肢 だって その方が幸せだと言えるだろうよ  だが空を覆うのは未だ 血塗られた分厚い雲 Hook Verse3 この国では関係業界と癒着すれば どれだけ楽が出来るか 多くの志がそこで死んだ 告発の飛礫も投げた瞬間に砂塵と化す 繰り返される悲劇を前に増す無力感 一時の不運で自信を失くすな お前のすべてに意味があるんだ Hook 自分の頭で 自分の言葉で 出来るだけ丁寧な言葉で 冷徹な眼で 熱い眼差しで この現実と向き合うんだ 「ひとりじゃない」ではない 俺もお前もきっとひとりだ しかし 何かを変えたいと思ってるならば これまでのように言葉だけではなく 本気で何かを変えたいと思ってるならば 俺もお前もきっとひとつだ

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released June 11, 2011

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Piyo Londirt Tokyo, Japan

福島県会津若松市出身のラッパー。
14歳のときに母と弟と家を出る。転々とした先の市営団地の前にTSUTAYAがあったため、100円レンタルを利用して映画や音楽にのめり込んでいく。
17歳のときに友人が事故死したのをきっかけにラップの曲を作り、文化祭で全校生徒の前で発表したことで自己表現の快感を覚える。
上京後、2010年からWEB上に音源を発表。2011年に東日本大震災が起きたのをきっかけに、翌年に通信制の大学に入学、数年後に卒業。さまざまな法律や判例を知り、数分の楽曲では表現しきれないものに興味を持ち、脚本を学ぶようになる。
現在は音楽活動と並行して、別名義で脚本家としても活動中。
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